パンやま日記

パン山さんとの戦いを綴る日記

パン山 vs 鳥

これまで大事に育ててきたパルチェラ(観葉植物)が鳥についばまれて消滅した!

天気がよかったので,パルチェラを外に出して日光浴させていたのである.聡明な読者諸君はご存知かと思うが,パン山さんはしばしばパルチェラに話しかけるほどパルチェラに入れこんでいた.それが,どこの馬の骨とも知らない鳥についばまれて消滅したのである.消滅というのは,まさに消滅で,ふとベランダを見ると鉢ごとなくなっていた.鉢は家先の歩道に割れた状態で見つかった.土はその辺にちらばっていた.しかしながら,ついぞパルチェラ本体は見つからなかったのである…

許さない.マジで鳥を許さない.毎日とは言わないがほとんど毎日ハトのポーズやニワトリのポーズをして鳥に感謝しているというのに,この仕打ちは何だ!パルチェラが一体何をしたって言うんだ…!

しばしの沈黙の末,パン山は一人つぶやいた.

「そうか…!世界中の鶏憎(とりにく)を食べれば,いずれはおれのパルチェラを食べた鳥を食べることになる.そうすれば,パルチェラは一生おれとともに生きることになる…そうだ!世界中の鶏憎(とりにく)を食べればいいんだ…!」

その瞬間パン山の体は闇で包まれた.彼は人間としての心を捨て,ただひたすら鶏憎(とりにく)を食べるだけの,破壊神となったのである(了)